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館長のtoday’s picture
2024/01/31
ウミウシコーナーに仲間入りしたゾウゲイロウミウシです。体も色がピンク色を帯びた象牙色でとても綺麗ですね。大きさは体長5㎝程です。黄金色の触角と鰓、体の前縁と尾部の先のほうが紫青色に染まっておしゃれです。のんびりと動くウミウシたちを眺めていると、こちらもゆったりとした気分になってしまいます。
2024/01/28
先日紹介したロウソクチビキと同じ水槽に展示されたアカホシキツネベラです。同居しているキツネダイに良く似ていますが、体に赤朱色の小斑点が和名の星のように散在し、断続的に赤朱色のラインが数本走っているので区別できますね。キツネダイ同様深場に生息するベラの仲間です。
2024/01/27
サンゴ大水槽に展示されているセダカギンポです。普段はサンゴの隙間に隠れていることが多いのですが、気が向くと写真のようにサンゴの上に出てきて瞑想にふけっています。しばらく同じ場所でジッとしていますが、気が付くとまた姿をくらましています。暖かい海のサンゴ礁に住み、サンゴの裏面などに着いた珪藻などを食べています。大きな背鰭と眼の上の小さなフサフサが可愛いです!
2024/01/26
足摺の海のコーナーの正面の大きな水槽に展示されたロウソクチビキです。鮮やかな薄橙色の細長い体が素敵です!白い点が連なる側線の下には橙色の細い帯が走り綺麗。深場に群れで生活しているので、なかなか収集展示が難しい魚です。その大きな可愛い眼を是非見に来てください!
2024/01/24
深海大水槽に展示されたヒメダイです。渋いピンク色の色に見える体は、水槽の中では少しブルーがかっていて、神秘的な美しさを持ってます。水深100m以深の深い海に生息している美味な魚で、沖縄などでは高級魚として取り扱われています。深海性の魚なので、飼育展示している水族館も少ないですよ。
2024/01/22
深海コーナーのミナミミゾレウツボと同居している、オキノスジエビです。体を走る白い線からの延長で長く伸びるヒゲ、赤く細長い脚、透明感のあるオレンジの体、ガラス細工のようでとても綺麗です。触ったらハラハラと崩れそうですね。深い海に生息し、中層を大きな群れで泳いでいることもあります。その群れの姿は沢山のヒゲと脚が重なり合い、モヤモヤと雲の塊のようです。
2024/01/21
SATOUMIの初記録のウミウシ、ツノウミフクロウが展示されました。ミカドウミウシが展示されている水槽です。網目模様ので、腹足の後端に角のような突起があります(写真の後ろのほうを見るとあります)。頭の先端にはヒゲのような突起物が並び、これで好みの食べ物を選んで捕食します。ゴカイなどの底生動物や死んだ魚なども食べてくれる、海の掃除屋さんです!夜行性で昼間は砂に潜っていることが多いので、なかなか目にすることができないのが難点です。
2024/01/19
シコロサンゴの水槽からツキチョウチョウウオの幼魚です。一見、和名チョウチョウウオというごく普通に地先の磯でみられる種にそっくりで、僕もしばらくチョウチョウウオという種だと思っていました。でも、写真をチェックしていたら、眼を通る黒い帯がなんか違うし、顔つきも違うなぁと。確認してみるとツキチョウチョウウオでした。チョウチョウウオに比べ日本近海では出現する数が少なく、珍しいチョウチョウウオです。アブラヤッコやミナミハタタテダイなどと一緒に泳いでいます、その可愛い姿を是非ご覧ください!
2024/01/17
サンゴコーナーの、シコロサンゴ水槽に展示さてているセグロチョウチョウウオの幼魚です。名前の通り体の後半の背中側に白い縁取りのある黒い模様があります。体を縁取る黄色も綺麗!成長すると背鰭の先が長く伸びてきます。そうなると、竜串湾大水槽へ移動ですね。
2024/01/15
深海コーナーにクラカケザメが仲間入りしました。深海コーナーに入ってすぐ右にある大き目の水槽です。底で写真のように頭を少し持ち上げてジッとしています。深海に住むサメで、体にある褐色の模様が、馬に乗るときに使われる鞍(くら)に似ているのが名前の由来です。二枚目の写真を見ると解るのですが、のどのあたりに左右一対の髯が生えています。それが何とも可愛いですね。
2024/01/11
SATOUMI二階の潮だまりの展示水槽の前に、大きなニシキエビが仲間入りしました。宿毛の漁師さんからいただいた個体で、全長53㎝。体重3.2㎏もあります。ニシキエビはイセエビの仲間では最大種で、今回展示された個体の大きさは最大級です!暖かい海の岩場やサンゴ礁に住んでいますが、体の色が綺麗で大きく見栄えがするので、食用よりはく製にされ旅館やお土産屋さんに飾られている姿をよく見ます。
2024/01/10
足摺の海のコーナーのユリウツボのいい横顔が撮れました!恐ろし気に開いた口の下顎には鋭い歯が並んでいます。成長すると全長80㎝なり、岩礁域の水深100mほどの深場に住んでいます。淡青色の輪に囲まれた眼には目力がありますね。
2024/01/09
ワモンダコが伸ばした腕の先端の動きが面白いなぁと思って写真を。するとその2本の腕がくっつき2枚目の写真のように。腕先の丸まり方や吸盤の動きが面白いですね。
2024/01/07
面白いフォルムのウミウシが展示されました、カラスキセワタです。なんか鉄腕アトムに描かれていた、未来の都市を走る空を飛ぶ車みたいです。体のラインや斑紋は個体によりさまざまに変化します。口先に感覚毛というのがあり、そこに好物の貝などが触れると口部を大きく広げて丸のみにするそうですよ。ただ日中は砂に潜っていることが多いので、なかなかお目にかかれないかもしれません。クラゲ・ウミウシコーナーのミカドウミウシの展示されている水槽にいます。
2024/01/06
シコロサンゴの水槽から、アブラヤッコです。派手な体色の仲間が多いキンチャクダイの中では、青味がかった黒でまとめられた渋い美しさがある魚です。でもようく見ると細く白い線で縁取られた背鰭や尾びれ、黄色で縁取られた臀鰭、黄色の腹鰭、そして体の中央にある白いラインがとても綺麗ですね。二枚目の写真はいい顔で撮れたので載せましたよ!
2024/01/03
シコロサンゴの転移水槽から、ツノハタタテの幼魚です。二本の白い帯が良く目だちます。写真の個体はまだ若い個体なので顔に突起がありませんが、成長すると眼の上に棘が現れ、額のあたりも角のように突出します。水槽の中ではいつもミナミハタタテダイ、アブラヤッコと一緒に行動をしています。
2024/01/02
竜串湾大水槽にムレハタタテダイの大きな群れが展示されました。熱帯魚のエンゼルフイッシュの様な魚たちが群れて泳ぐ姿はすごく綺麗です。実際の海の中でも大きな群れを作っているのです。本当に竜串湾のサンゴ礁に潜っているような気分になれますよ。是非、ムレハタタテダイの群れを見に来てください
2024/01/01
新年あけましておめでとうございます、本年もSATOUMIをよろしくお願いいたします。元旦の魚はめでたい名前のエビスダイです。でもその名前の由来は「鎧を着た姿を夷(えびす)姿といい」と体にある堅くて大きな鱗が鎧のようなところからついた名前のようです。でもその顔や斜め横からの姿は恵比寿さんですよね。
2024/02/29
サンゴコーナーに入ってすぐのちょっと薄暗い水槽の岩肌に展示されているジュウキキサンゴが綺麗に触手を開いていました。オレンジ色の群体と黄色の細点がちりばめられた触手が最高に綺麗です!ただ、日中は二枚目の写真のように触手を閉じていることが多く、なかなか綺麗な姿を目にすることが難しいのが残念です。
2024/02/28
ウミウシの一種、コノハミドリガイ(右側の大きなウミウシ)です。コノハミドリガイと呼ばれている種の中にはよく似たものが数種混ざっているようで、これからいくつかの種に分類されそうです。SATOUMI周辺には体の大きなものが多く、写真の個体も体長4センチを超えています。本種は海藻を食べていますが、その中の葉緑体を体に取り込み、その葉緑体が太陽の光で光合成をおこない作り出した酸素や栄養エネルギーにしています。
2024/02/25
普段は深海大水槽の底でジッとしていることの多いイズカサゴ。珍しくアクリル面を泳いでいた所をパチリ!各鰭を綺麗に広げ、いい顔をしていました。深場で釣りをする人たちからはオニカサゴとも呼ばれています。水深400mの深海からの記録もあり、なんと42歳の個体も報告されています。
2024/02/23
サンゴコーナーのエダムチヤギです。褐赤色の体が上向きに並んで立ち上がっています。白いポリプが開いている姿は、小さな花がが表面を覆い、ボーと白っぽく見えます。ポリプ一つ一つは可愛いイソギンチャク、とても可愛いです!
2024/02/21
シコロサンゴの水槽に展示されたチョウチョウウオの一種ヤリカタギです。サンゴに依存して生活しているチョウチョウウオの代表種です。一般的なチョウチョウウオの体型とはちょっと違いやや長細い体で、“く”の字の模様があります。同種間での小競り合いが良く見られ、二枚目の写真のように鰭を大きく広げ威嚇します。
2024/02/20
深海コーナーで、何やら水膨れになったイチジクのようなものがありました。何でしょう?これは、ヤスリヤドカリの宿である貝殻についているイソギンチャクです!(二枚目の写真)貝殻が見えないくらい大きなイソギンチャクで重くないのかなぁ。イソギンチャクが触手を伸ばすと、三枚目の写真のようになります。体は伸びて気持ちよさそうに触手を広げています。
2024/02/16
サンゴコーナーに展示された、ネジレカラマツです。写真を見ると椅子から飛び出したスプリングのような形です。これが正常な形態で、決していびつに育ったものではありません。良く見ると体の外側には小さなイソギンチャクのような白いポリプが開いているのがわかります。中には黄色が混じっているものもあり、綺麗ですね。
2024/02/15
何やら青い目玉おやじのような写真ですね。何でしょう?二枚目の写真をご覧になれば判るのですが、「黒潮の恵み」のコーナーに展示されている長太郎貝ことヒオウギガイです。左右の殻に添って並んでいる青い点は、眼なのですが人間のように像を結ぶことはなく、光の明暗などを感じ取っています。その小さな眼、アップにすると凄いです!
2024/02/12
アカトラギスのいい表情を捉えました。ちょっぴり砂を被った体を弧状に曲げています。その横顔を。大きな眼が印象的ですが、ちょっと開いた口も何か言いたげですね。黄色、白、橙色の彩も素晴らしい!
2024/02/11
朝、深海コーナーのサガミモガニの立派な鋏を持ったオスがいい所にいるなぁと思って目を向けると、なんか背中に白いものが付いています。ようく見ると写真の通りイソギンチャクでした。写真に撮ると、イソギンチャクの触手などが山吹色でとても綺麗です。
2024/02/09
深海コーナーでフサカサゴがこちらを向いていい顔をしていました。橙色を基調とした体の斑模様も綺麗なのですが、なんといってもその大きな眼、しっかりとこっちを向いて2つの宝石のようです!その眼の上にある皮弁がまた、眉毛のようで…
2024/02/08
シコロサンゴを展示している水槽の、アクリル面に近いところにあるハマサンゴの触手の中に潜り込みチョコンと顔だけ出しているカンモンハタの幼魚です。触手のベットの中から顔を出して、こちらを見ていましたよ!可愛いですね!ハマサンゴが気に入ったようで、いつものここに居るので探してみてください。
2024/02/02
深海コーナーのユメカサゴとフサカサゴが仲良く寄り添っているなぁ、と思って近づいてみると、この二匹だけ頭や背中、胸鰭に砂が。ほかの魚やヤドカリなんかは綺麗な体です。何があったのでしょうか?不思議ですね。
2024/02/01
シコロサンゴの水槽に展示されている、大きなサラサハゼです。ハゼの仲間なのですが海底に着底していることはほとんどなく、底近くでホバリングをしていたり、中層をゆっくりと泳いでいます。そして時折、底の砂を口に含んで口をモグモグとさせたと思ったら、写真2枚目のようにエラから砂だけを出します。砂に混じっている有機物などをエラで漉しとって食べているのです。これで、水槽の底の砂も綺麗になりますね。
2024/03/29
小ぶりですがすごく綺麗なセトミノカサゴたちが展示されました。長い背鰭、大きな胸鰭立派です。にある赤褐色の模様も素晴らしい!窪津の大敷網で収集されたものです。例年だと初夏のあたりに入網するのですが、今年は少し早いですね。
2024/03/28
竜串湾大水槽のオキナメジナです。南方系のメジナで、体の中央に卵色のラインアがあるのが特徴ですが、そのラインは濃くなったり薄くなったりと変化します。採集した時は10㎝にも満たない幼魚でラインもはっきりしていましたが、もう30cmを超えているものもいます。メジナの仲間としては口元が可愛らしく、この写真の2匹もいい顔していますよね。
2024/03/21
深海コーナーでムラサキヌタウナギがとぐろを巻いていました。後ろに写っている小さな個体も同じようにとぐろを巻いています。どうしたのでしょう?警戒をしているときにとぐろを巻くと言われていますが…朝一番、何か怖いことがあったのでしょうか?
2024/03/20
昨日紹介したイボイソバナガニの写真は、よく正体が判らなかったと思います。その横からの姿を撮ることができました!ネジレカラマツの先端部分で見つけました。体の突起や顔の先端が飛び出したフォルムやその体色は、平成ガメラと戦った怪獣レギオンのようです。長い脚でしっかりとネジレカラマツにしがみついていました。
2024/03/19
ようやく不完全ですが写真にとることができた、イボイソバナガニです。サンゴコーナーのネジレカラマツについている小さなカニです。写真のネジレカラマツの真ん中から少し上と下に、白い長い脚でしがみついているのがイボイソバナガニです。展示されてからしばらく経つのですが、なかなかいい場所に現れず。今朝ようやくです。多分この二匹ペアのようで、近くで寄り添っていることもあるのですが、今朝は離れていました。長い足を絡めてしっかりとしがみ付いていますね。是非、探してみてください!
2024/03/17
サンゴコーナーのシコロサンゴなどが展示されている水槽のアクリル面に、フトトゲヒトデが張り付いていました。なんかちょっと変…そうです、普通は5本あるはずの腕が大小合わせて8本あります。どうやら5本の腕の1本が根元から切れてしまい、その所から4本の腕が再生したようです。これでは、ヤツデヒトデですね。ヒトデは再生能力が強いので、よくこんなことが起きます。ちぎれた1本の腕からも再生するんですよ!凄いですね。
2024/03/16
セダカギンポがスリバチサンゴから顔を出していました。正面顔は、なんだか妖怪のようですね。残念ながら、いつもサンゴの周囲に隠れてしまっているので、なかなか出会うことが少ないと思いますが、サンゴ大水槽の前に来れれたらセダカギンポを探してみてください。
2024/03/15
足摺の海のコーナーのウツボたちと同居しているアカシマシラヒゲエビの腹面からの綺麗な写真が撮れましたよ。いつもは岩の上やウツボたちの体に乗って体を掃除しているので、二枚目の写真のように横からしか見えません。でも、時々水中に泳ぎだしてアクリル面にしがみつくことがあります。それが一枚目の写真です。
2024/03/10
竜串湾大水槽の2階のアクリル面で、大きなモヨウフグがこちらを向いていました。正面顔と横顔をパチリ!アップにすると細かく入った模様が素晴らしい!でも口を覗くと鳥のくちばしのような歯が上下にあり、その歯で噛まれたら凄く痛そうですね。
2024/03/09
サンゴコーナーのヤギの仲間です。ヤギというのは石のように固い骨格を持たないサンゴの仲間で八方サンゴというグループに属しています。なかなか種の同定が難しい仲間で、SATOUMIでも正体を突き止めるのに苦労していて、多くの種がちゃんと名前が特定できていません。写真の群体、紫とオレンジ色が混じりすごく綺麗ですね。2枚目の写真のようにポリプも素晴らしい!別の角度も(3枚目)なかなかですね。
2024/03/08
ウミウシコーナーのハナデンシャです。半透明の乳白色の体の表面には赤や黄色の突起や白色の斑紋が散らばり派手ですね!顔はどっちというと左側を向いています。背中の後ろのほうに、ふさふさとしたエラがあるのが解るでしょうか?背中の突起は暗くして刺激を与えると青白く光ります。砂の中に潜っていることが多いのですが、体を丸くして海中を漂っていることもあります。クモヒトデを餌にしています。
2024/03/04
深海コーナーのサギフエのいい写真が撮れましたよ!いつもは水槽の水面近くで群がっているのですが、時々思い出したように中層から底近くに泳いできます。そんなチャンスに出会い、ちょうどこちらに向かってきたところを撮りました。水槽の中ではオレンジ色の体としか見えないのですが、写真でようく見ると背中から吻端にかけてブルーの模様が入り綺麗です。そして口を丸く開けた瞬間のようです。
2024/03/01
河口の水槽に展示されているクロダイとキチヌ、良く似た二種ですが、キチヌの腹鰭や臀鰭が黄色味を帯びているので区別がつきますね。今朝、同じくらいの大きさの二種をようく見ると、一枚目の写真のようにキビレの体の模様は叢雲状なのですが、二枚目のクロダイは背中から腹に向かって縞模様がはっきりとしていました。両種とも数匹ずつ展示されているのですが、皆この模様の特徴は一緒でした。面白いですねぇ。