先日SATOUMIに、新たな生き物がやってきました。
皆さんもご存じイカです。食べるのが好きな方もいるかもしれません。
今回搬入されたのは「シリヤケイカ」という種類。

シリヤケイカは、東北地方南部から西太平洋の温帯・熱帯域まで広く生息するコウイカの仲間です。外套膜後部(一般的に頂点と思われている部分)が汚れて尻が焼けているように見えることからシリヤケイカと呼ばれています。食用としても流通するイカの一種です。
春~初夏にかけて繁殖のシーズンで、このシリヤケイカは少し変わった卵を産むんです・・・!
それがこちら。

この画像の通り、黒い卵を産みます・・・!アオリイカやコウイカは白や乳白色などですが、シリヤケイカは真っ黒でカッコいい卵です。
野生下では海藻などに数百個の卵を産み付けます。当館では擬藻(作り物の海藻)に産んでくれました。
産卵の前、卵嚢を作る際に自身の墨を混ぜることで、カモフラージュの役割となり卵が捕食者に見つかりにくくなるそうです。
我が子が無事に過酷な自然界で生まれ育つための策略です。父イカ、母イカの愛を感じます。
黒い卵の中には、小さな赤ちゃんが1匹入っており、約1か月ほどで孵化して親のように泳ぎ回ります。孵化後はイサザアミなどの小さな甲殻類を食べてどんどんと大きく成長していきます。
現在、シリヤケイカの展示は行っておりません。。。水族館の裏側にて飼育管理を行っているため、土日祝日に行っているバックヤードツアーに参加するとみることが出来るかも・・・??
↓是非参加してみてはイカがでしょうか。↓
バックヤードツアー(個人) | 参加プログラム|足摺海洋館「SATOUMI」
(担当する飼育スタッフによって、一部内容が異なる場合がございます。)
担当スタッフが毎日精いっぱいお世話をしてくれています。
赤ちゃんが無事産まれて安定したら、皆さんにも見てもらえるよう展示デビューも検討中です。
何より無事にすくすくと育つことを願います。
久々の飼育日誌更新となってしまいました。
これからも珍しい生きもの、イベント情報などをどんどん更新していきます。
では、またね~。
飼育員ATO