新足摺海洋館特別見学会について

こんにちは。すっかり夏模様に変わり、そこかしこでセミの鳴き声が聞こえるようになりました。

さて、今年4月に募集しました新足摺海洋館特別見学会ですが、たいへんご好評をいただき計652件ものご応募がございました。

新型コロナウイルスの影響により開催日が6月28日とたいへん遅れてしまいましたが無事開催いたしました。

沢山のご応募ありがとうございました。開館をお楽しみに!

水族館を支える機器の話 -サンゴの照明編―

水族館には、生き物たちを健康に飼育するために様々な設備があります。
そんな中から、今回はサンゴを飼育するために使用している照明機器のことについてお話したいと思います。
足摺海洋館では、高知の海に見られるサンゴの仲間を展示している水槽があります。
サンゴには様々な種があり暮らし方も様々なのですが、竜串の海には、見残し湾のシコロサンゴをはじめ、ミドリイシの仲間など、浅い海に暮らし、石のような骨格を持つ有藻性石サンゴ類と呼ばれるサンゴたちが暮らしています。
この仲間は、体内に褐虫藻と呼ばれる藻類を共生させているため、強い光を必要とします。
そのため飼育する際には、強力な照明が必要なのですが、時代と共に照明機器も進化しています。
旧足摺海洋館では、メタルハライドランプという電球を使用した照明で、高出力で巨大な電球を使用したものでした。

メタルハライドランプ

メタルハライドランプ電球

そして、SATOUMIでは、LED電球を使用したサンゴ用に開発された照明が使われています。

しかも、タブレットを使用して様々な設定ができ、水深や色合い、強さなど、細かく操作ができるのです。使いこなすのも大変なのですが、この照明でサンゴたちがどのように成長していくのかとても楽しみです。  N.K

新人飼育員奮闘記#2

皆様こんにちは、新人飼育員Fです!

足摺海洋館はグランドオープンの日が刻一刻と近づいており、最近は飼育員総出での生き物採集が日課となっています。

ひとくちに採集といっても、展示目的の採集のほかにも、飼育している生き物の餌の採集や調査研究のための採集など、目的は色々です。

ということで、今回は飼育員の採集風景をいくつかご紹介いたします!

まずは、採集の王道、館長含め飼育員みんな大好き網を使った採集です!

魚はもちろんエビやカニ、ウミウシなどを採集します。

岩陰や海藻の下を網でガサガサ…各々コツがあるようで先輩方はひょいひょい捕獲していきます。新人Fの成果はお察しください…

 

お次はこちら、趣味や食材確保でも大活躍、釣りです!

川でも海でも手軽に楽しみながらできる採集で、こちらは主に魚類が採集対象です。

 

その他、海に潜って行う潜水採集や、下の写真のように漁師さんの船に乗せてもらい漁獲した魚をいただく採集(?)、採集と名がつかない生き物集め(例えば、休みに日に海岸で見つけた生き物や、通勤中に水路で見つけた生き物)など、採集場所・採集方法は多岐にわたります。

(いつもお世話になっている窪津大敷網漁の様子です!)

 

皆さんも、お気に入りの採集方法でお気に入りの生き物をゲットしてみませんか?

 

つまるところ

こんにちは今日はカラッパの仲間のお話です。

主に砂地や砂泥に棲息していて、普段は砂にもぐり身を潜めています。

食べ物を探す時は歩き回り、足先で砂の中の二枚貝などを探しています。探しあてた貝は、幅広く大きなハサミ脚にある爪を缶切りのように使って貝の殻を割って食べます。

写真のカラッパは、マルソデカラッパで片方は模様違いで、水玉模様になっています。体の形はコロンと丸くて、動きも愛らしく私の好きなカニです。

そんなカラッパですが、先日スーパーのガチャガチャコーナーで出会ってしまい、即チャレンジ!!2回挑戦したのですが出ず、その日は諦めました。

次の日、仕事から帰ると机の上に丸い物体が!家族が引き当てていました。

引き当てたトラフカラッパ

早速、こうゆうのが好きそうな、T中君とN林さんに報告です。

そうです。これは、カラッパの紹介ではありません。ただの自慢です M・H

お仕事中のサカナたち

こんにちは。暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスは未だ収束が見えず、外出自粛を続けているみなさまに少しでも癒しを感じていただきたく、今回は新館でお仕事を頑張っているサカナたちの様子をお届けしたいと思います。

さて、どんなお仕事かというと…

新しい水槽で過ごし、水質などを確認するテストフィッシュというお仕事です。

新しい水槽は擬岩や配管などから有害な物質が水に溶けていてすぐに生きものたちを入れると危険です。そのため、何回も水を交換して有害物質を取り除く必要があります。
そしてその有害物質が完全に抜けて魚が過ごせるような水質になったかどうかを確かめるため最終的にテストフィッシュを入れて様子を観察し、元気に生活していたらOKです。

お仕事といっても、ただ水槽内で過ごしていただくだけなのですが、水族館にとってはとても大切なお仕事です。

本来別の生きものが入る予定の水槽に魚たちが入っている光景は今だけ限定の光景です。

空を泳いでいるようで幻想的な光景。これも今だけです。

テストフィッシュたちは今日も頑張っています。
飼育員たちも、オープンに向けて頑張ります。
オープンを楽しみにおまちくださいませ

ハマちゃんの引き出し・・・

やまさき十三原作、山田洋次脚本による映画「釣りバカ日誌」に、西田敏行さん演じる、主人公ハマちゃんこと浜崎伝助の会社の机の引き出しが映る場面があるのですが、釣り道具が整然と並び、仕事よりも?釣りを愛するハマちゃんらしさを演出しています。
なぜ、ここでハマちゃんが登場したのかというと、SATOUMIへの引っ越しに伴い、自分の机を整理していたところ、事務用品、書類と一緒に、引き出しから貝殻をはじめとして、たくさんの標本が出てきました。それを見た時、浜ちゃんの引き出しのシーンが頭に浮かんだのでした。

引き出しの標本たち
この標本たちは、採集や、飼育していたもの、漁師さんにいただいたものなどで、集めたものです。残念ながら私の場合は、とにかく引き出しに詰め込んでしまうので、ハマちゃんのように整然とした引き出しにはなっていないのですが、標本には採集日や採集場所などを記録してあり、(私にとっては)生物標本としての価値があるとても大切なものなのです・・・。

標本2
この標本たちは我が家にもたくさんあり、結構な場所をとるので悩みの種でもあるのですが、海で貝殻を手に取るたび、やはり持ち帰ってしまうのです・・・。

N.K

怪しげなスタッフ発見!

こんにちは!

フェイスブックでは度々出現しているT-中です。今回は、新館で何やら怪しげな光景を目撃したのでご報告です。

新しい海洋館には「研究室」という部屋があるんですが、そこで館長と主任がコソコソと作業をしていました。

かなり怪しい~

そーっと覗いてみると、なんと!なんと!

新海洋館で展示する深海生物の標本を作成していました。(今回は関係者より譲って頂いた生き物で作成しました)

深海生物は飼育するのがとても難しく、搬入時や発見時にはほとんどが死んでしまっています。その為、貴重な資料として“ホルマリン”という液体に漬けておくことで長期間の保存ができます。標本は展示するだけでなく、種類の同定(種類を調べる)の時などにも使います。標本作りはとても繊細な作業で生き物によっては体が柔らかく崩れてしまう可能性もあります。

が、しかし!

そこはベテランコンビが慣れた手つきであっという間に作っていました。なかなか経験できない作業でもあるため館長指導のもとT-中も少しだけお手伝いさせていただきました。

そして完成した標本がこちら↓

今回は「オニキンメ」という強面な深海魚です。なかなか納得のいく仕上がりだったようです。これからも新館オープンに向けていろいろな作業がありますのでまたリポートしていきたいと思います。

以上、T-中でした。

 

 

新人飼育員奮闘記

初めまして、4月に入社した新人飼育員Fです!

今回は、先日挑戦しましたシノノメサカタザメの給餌風景をお送りいたします。

…水面でもがく新人Fです。大水槽の底を泳いでいるシノノメサカタザメに餌を届けるのですがなかなか沈めず、しばらくの間、潜る→水面で休憩する、を十数回繰り返します。

数分ののち、ようやく潜水に成功し…

ようやくシノノメサカタザメは餌にありつけました。遅くなってごめんね…

そして息も絶え絶えになりながら…

新人Fは水面に戻っていくのでした。

はやく先輩方のようにスムーズな給餌を行えるようになりたいものです。

新人F

聞き覚えのある鳴き声

こんにちは!飼育員の髙橋です!

春になり、生き物たちの活動も活発になってきました。
飼育員たちも、新館の準備や採集で毎日忙しなくしています!

海洋館の周りでは、繁殖のためにメスを呼ぶカエルたちの鳴き声が響き渡っています。特によく聞こえるのが、スタジオジブリ『もののけ姫』に出てくる
「こだま」の出す音のような鳴き声です。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

こだま(作:髙橋)

この「こだま」のような鳴き声の持ち主がこちらです!

シュレーゲルアオガエル

シュレーゲルアオガエルというカエルで、田んぼや湿地に生息しています。田んぼの畦などで見かける白い泡状の塊が、このカエルの卵です。アマガエルに少し似ていますが、見分け方は、目の後ろに黒い筋があるかないかです。写真のように黒い筋がないものがシュレーゲルアオガエルです。

↓比較用に

ニホンアマガエル

これからの時期は、他のカエルたちも鳴き始めますので、皆さんもメスを求めて健気に鳴くオスの声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか😊

海洋館の生きもの採集

こんにちは。先日は雨風が強く、海も大変シケており海洋館のイケスも波に揺れていました。

そんなイケスには、海洋館スタッフが集めてきた生きものが泳いでいます。
そしてその生きものたちは主に土佐清水市にある窪津大敷で獲れたものです。

定置網漁の船に便乗させていただき、網にかかったエイやサバなどを取ります。
そしてイケスへと運び飼育します🐟

現在イケスには様々な生きものが泳いでおり、なかでも清水サバとして有名なゴマサバはとても元気いっぱいで、毎日エサをもりもり食べています。

新館に向けてまだまだたくさん集めるつもりで、新館がオープンして無事お客様にご覧いただけるよう頑張ります💪🥳